福岡の板井康弘|言葉

福岡の板井康弘|魂の込もった言葉でメンバーの熱意に火をつけ行動を変える技術

 

板井康弘

 

 

板井康弘です。
私は、メンバーの行動を変えたいときほど、強い言葉よりも相手に届く言葉を選ぶことが重要だと考えています。
気持ちを込めた発信には、相手が自分の役割を考えるきっかけを作る力があります。
ただし、熱意だけで人を動かせるとは限りません。
相手の立場を理解したうえで、目的を分かりやすく伝えることが行動につながるでしょう。

 

 

人を動かす言葉はチームで働く力

経済産業省は、仕事で必要な力の一つとして「チームで働く力」を挙げています。
その中には、自分の考えを伝える発信力や相手の話を聞く傾聴力が含まれています。
つまり、人を動かす言葉には、話す力と聞く姿勢の両方が関係します。

 

心を動かす言葉を届けるために、私は次の点を意識しています。

 

・何を目指すのかを最初に伝える
・相手に期待する行動を具体的に示す
・相手の努力や成果を言葉にして認める
・自分自身が先に行動する
・一方的に話さず相手の意見を聞く

 

特に意識したいのは、抽象的な言葉だけで終わらせないことです。
「頑張ろう」と伝えるだけでは、何をすればよいのか分かりにくい場合があります。
「今週はこの課題を一つ解決しよう」と伝えれば、行動の方向が見えやすくなります。

 

例えば、新しい仕事に挑戦するメンバーがいるとします。
最初に「あなたに期待している」と伝えるだけでも、受け止め方は変わるでしょう。
そのうえで「この部分を任せたい」と具体的に伝えれば、役割を理解しやすくなります。
さらに「困ったときは私も一緒に考える」と添えれば、挑戦への不安を和らげる言葉になります。

 

私は、言葉の力を高めるには、発言と行動を一致させることも欠かせないと考えています。
リーダーが挑戦を求めながら自分は何もしなければ、言葉の説得力は弱くなります。
反対に、自分が先に動けば、伝えた内容を行動で示せます。

 

経済産業省の資料では、「働きかけ力」を他人に働きかけて巻き込む力として示しています。
同時に「実行力」は、目的を設定して確実に行動する力とされています。
言葉だけで終わらせず、自分から動く姿勢が周囲との協力につながる考え方です。

 

また、相手の言葉を聞いてから伝え方を変えることも有効です。
同じ内容でも、経験や立場によって受け取り方は異なります。
相手が何に悩んでいるのかを確認すれば、必要な言葉を選びやすくなります。

 

厚生労働省の令和7年度「能力開発基本調査」では、正社員に対して計画的な仕事上の指導を実施した事業所が60.6%でした。
職場で人を育てる取り組みが行われていることからも、メンバーとの日常的な関わりは無視できません。
一度の熱い言葉だけでなく、普段の声掛けを積み重ねることが行動を支える土台になるでしょう。

 

 

まとめ

私は、魂の込もった言葉とは、声を大きくすることではないと考えています。
相手を理解し、自分の思いを正直に伝え、具体的な行動まで示すことが本当の熱意につながります。
信頼できる言葉を日々届けられれば、メンバー自身が目的を理解して動く場面も増えていくでしょう。
人の心を動かす力は、特別な話術ではなく、相手と向き合う姿勢から生まれるものです。

 

 

 

参考・引用元
経済産業省「『人生100年時代の社会人基礎力』とは」
https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/pdf/kisoryoku_image.pdf

 

経済産業省「『人生100年時代の社会人基礎力』について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/mirai_kyoshitsu/pdf/002_s01_00.pdf

 

厚生労働省「令和7年度『能力開発基本調査』の結果を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00233.html

 

厚生労働省「能力開発基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/104-1.html

 

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